私たちMaplyは、茨城県那珂市にて、放課後等デイサービス『Maply After School』を運営しています。
ここでは、障がいのある子どもたちが自分らしく、そして笑顔で過ごせる居場所をつくり、日々の活動を通してその子の“できる”を伸ばす支援を行っています。

活動の一つとして、さつまいもを使った食育や職業体験を導入しています。
子どもたちは苗を植え、雑草を取り、収穫し、干し芋に加工するまでの一連の流れを体験します。
ただ楽しいだけでなく、土に触れ、命の循環を知り、自分たちが関わったものが商品となり、人の手に渡る喜びを感じる＿それは、座学以上の価値があると私たちは信じています。

この“さつまいも”との関わりが、私たちが農業へと歩みを進めるきっかけとなりました。

農業は決して楽なものではありません。
真夏の暑さ、天候の不安定さ、雑草との闘い。
予想外の出来事が毎年起こります。
それでも、私たちが農業を通して実現したい未来があるのです。

それは、 放課後等デイサービスを卒業した子どもたちが、自分らしく働き、地域で暮らしていける「しごとの場」をつくること。
これは、私自身が一番強く持っている想いです。

障がいがあることで働く選択肢が限られてしまう現実があります。
でも、本当にそうでしょうか。
彼らには強みがあります。
繰り返しの作業を丁寧にこなす力、素直でまっすぐな気持ち、人を笑顔にする優しさ。
それらが活かせる場を用意することが、私たち大人の役目ではないでしょうか。

そこで私たちは「農福連携」という形に挑戦しています。
農業と福祉をつなぐことで、子どもたちの将来を支える仕組みを地域の中につくっていくのです。

また、私たちが農業を通して取り組んでいるのは、福祉だけではありません。
高齢化や担い手不足といった地域課題の解決にもつながると信じています。
地域の方々と協力しながら、使われなくなった農地を活用し、雇用を生み出し、那珂市という“まち”を次の世代へとつなぐ—そんな未来像を描いています。

「子どもたちの未来のために、大人ができることを。」

そんな想いから、Maply Goldプロジェクトは始まりました。

干し芋は、ただの商品ではありません。
そこには、子どもたちの成長の過程が詰まっており、地域の人の手と心が込められています。
そして、それを手に取ってくださる皆さまの応援が、次の一歩を後押ししてくれます。

この取り組みに共感してくださる皆さま、ぜひ私たちと一緒に、未来を育てる仲間になってください。